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水分65%の生きた細胞

2013年5月17日 美人が実践するアンチエイジング美肌術

生きた細胞は瑞々しい。必要な水分は既にお肌のなかにあります。水分を外から与える必要はないかもしれません。

キメが整った肌

 

皮膚は3つの層に大きく分けられます。上から表皮、真皮、皮下組織です。このなかでも一番上で目に見えている部分が表皮になります。その表皮も4つの層に分けられ上から角質層、顆粒層、有棘層、基底層です。当然、私たちの目に触れる層は一番上の角質層です。この角質層は細胞としては死んでしまった細胞で構成されます。角質層以外は生きている細胞です。顆粒層から基底層までの間の生きた細胞に、誰もが約65%の水分を持っています。

 

 

20代から40代くらいまでの肌の見た目の差はどこで大きくなるのか、それは角質層のケアの差だと考えられます。厚さにすると、ラップ1枚ほどです。ここに15層から20層くらいの死んだ細胞が積み重なっています。死んだ細胞が肌の潤いを大きく左右するのです。よくお肌の水分や油分の測定器で測っているのはこの角質層の状態です。角質層の水分量は20%から30%が標準、15%以下は乾燥肌と言われています。

 

角質層の水分量を20%以上に保つためには、たくさん化粧品をつけまくる必要はありません。角質層の死んだ細胞の細胞の隙間に存在する細胞間脂質で生きている細胞の約65%の水分を蒸発しないようにしっかりつかまえておけばいいのです。セラミドをはじめとする細胞間脂質は水分を包み込んで離さない働きがあります。角質層のケアを正しく行うことで細胞間脂質が機能して肌の潤いも保つことができます。無理に角質層を剥がすようなゴシゴシ洗いは乾燥を引き起こします。

 

本来、誰でも瑞々しい肌を持っていたのに、乾燥肌で悩む女性が多いのは角質層のスキンケアに問題があったのではないでしょうか。角栓取りパックなどのように安直に綺麗になれそうなものに手を出したり(実はずーっと前になりますが私も使っていました。角栓を取っても取ってもキリがないので止めました。鼻の周りがカサカサになりました)しているうちに知らない間に角質層を無理に剥がしたりしていたのだと思います。無理なこと、肌理論に合わないことを止めるだけで綺麗な肌は蘇るのです。

 

肌の自己回復力や自然治癒力を活かすスキンケアは、本来の素肌美を取り戻すにはとても良い方法だと思っています。肌の水分は既に体の中にあります。それを大事にするスキンケアは自然の法則に則っています。

 

最後まで読みいただきありがとうございます。

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