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紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いは

2013年5月18日 美人が実践するアンチエイジング美肌術

その違いを知ったうえで日焼け止めを使うのが良いと思います。

 

日焼け止めに使用される成分によって、大きく3つのパターンに分類できます。紫外線吸収剤のみ使用しているもの。紫外線散乱剤のみを使用しているもの。その両方を使用しているもの。
過去に日焼け止めの新規開発に携わったときは、紫外線散乱剤のみを使って日焼け防止効果が高い製品を作ろうと苦心したことを思い出します。なぜ紫外線散乱剤だけにこだわったかは理由がありました。

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紫外線散乱剤のみの商品には、”ノンケミカル” ”吸収剤フリー”などと表示されています。塗ると少し白っぽくなるものもあります。これに対して、紫外線吸収剤入りの日焼け止めは透明でスプレーやジェルやローションのようなタイプで使い勝手や使用感が良いものが多いかと思います。

 

●紫外線吸収剤のよくある成分
パラメトキシケイ皮酸2オクチル・オキシベンゾン・パルソールA・サリチル酸2オクチル・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
●紫外線散乱剤のよくある成分
酸化チタン・酸化亜鉛・酸化セリウム・タルク

 

紫外線吸収剤を配合した商品は白浮きもなくSPF値も高い数値のものがあり良さそうですが、肌が弱い方には注意が必要だと思います。以前のブログにも書いたように紫外線は強いエネルギーがあるので、そのエネルギーを肌の近くで吸収して化学変化を起こすので肌に少なからず影響を与えます。一方、紫外線散乱剤は紫外線を物理的に反射して防ぐので肌への影響は少ないのです。
肌にトラブルを与えるリスクを極力抑えたかったので、開発にあたった当時は紫外線散乱剤のみで商品をつくることにこだわりました。
今は紫外線散乱剤も成分をより細かくして白く見えないよう工夫した製品が増えました。日焼け止めに関しては特に成分をしっかり見極めたうえで用途や目的に適った選択が良いと思います。
日焼けすると確実にシミが増えます。UV-A波は真皮まで浸透してコラーゲン線維やエラスチンを破壊してシワを深く刻みます。事実、日焼けすることが多かった私の二の腕には、小さなシミが点々と出来てしまっています。ファンデーションに含まれるタルクは光を散乱・反射するので、日焼け止めの効果があります。多くの男性はファンデーションはしませんので、男性こそ屋外に長くいる時などは日焼け止めは必要かもしれません。
そして、日焼け止めを塗った後は、落とすことも必要です。日焼け止めだけで過ごした日も、メーク落としできちんと洗顔するのを忘れずに。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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