茂木健一郎さん出演のトークライブを昨夜観たせいか海馬（かいば）を思い出しました。

海馬（英名Hippocampus）は大脳辺縁系の一部で細長い組織です。主に記憶に関わるところです。この海馬というものの存在を知ったのは確か３０歳前後の頃だったかと思います。それ以来、毎年数回海馬のことがとても気になるようになりました。気にはするものの何か新たな発見があるわけでもなく、ただ「海馬って記憶を司る部位だったな・・・ところで３歳の頃の出来事で覚えていることは何だったっけ」などと記憶の引き出しからモノクロ写真を引っ張り出すような作業をするだけです。
海馬そのものの形はタツノオトシゴに似ています。タツノオトシゴの別名も海馬のようです（どっちが先に命名されたのかな？）。この事実を知ってさらに海馬に親近感を持ちました（なぜ親近感を持ったかというと私がタツ年生まれだから）。見た目がユニーク？なタツノオトシゴは子供の頃から興味を持っていました。ちょっと不気味な感じもありつつ可愛らしさもあるように思いませんか？

もうすぐ４９歳になります。小さい頃の記憶はもうある時から相当薄れてきている気がします。ただ強烈に嬉しかったことと悲しかったことは映像として蘇ってきます。そしてそれらの映像にはたいてい母の姿があるような気がします。記憶は何かと関連付けたり、映像化したり物語にすると長期記憶として残りやすいと聞いたことがありますが、確かに言葉ではなく母のその時の映像として記憶に残っているのです。
今日の母の日の出来事も、少し演出を加えて嬉しい楽しい映像として記憶に残すことが出来ればそれは自分自身への最大のプレゼントになりますね。

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