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角質層のうるおいの決め手

2013年5月29日 美人が実践するアンチエイジング美肌術

セラミドが角質層の水分を守っています。

 

1皮脂も肌のうるおいを保つことに少し貢献していますが、保湿という点においては、セラミドの役割がはるかに重要となっています。※役割分担比率でいうとセラミドが80%、天然保湿因子(NMF)が17~18%、皮脂が2~3%です。

 

セラミドは1884年、ドイツの医師によってヒトの脳中から単離同定されました。その後約120年の間で肌や細胞膜にもセラミドの存在が明らかにされ、現在も様々な研究が進められています。

 

肌のセラミドについて語りましょう。
セラミドは角質層に存在しており、角質細胞間脂質の40~60%を占めています。
※セラミド以外の脂質はコレステロール、コレステロールエステルなど
芋川氏らの研究では、加齢に伴って角質の細胞間脂質が減少し、中でも主成分のセラミドの減少が多いことが報告されています。その結果、角質層の保水機能、バリア機能が低下してしまい、皮膚は乾燥してシワ、肌荒れになりやすいと考えられています。さらなる研究では、アトピー性皮膚炎患者においてセラミド含有量が健常者よりかなり減少している事実があり、セラミドを補充することによって皮膚の乾燥症状や角質層の過度の剥離が改善されることが確認されました。
角質層のセラミド不足がアトピー性皮膚炎の一因であると考えられています。

 

中国の古い医学書、黄帝内経(こうていだいけい)によると女性は7の倍数で年齢を重ねると言われています。7,14,21,28,35,42,49、・・・
28歳あたりがホルモンバランスが絶好の時だそうです。しかしながら35過ぎるころから肌にも変化が現れます。セラミドは35歳以降、急激に減少し始めます。

 

セラミドは肌のなかの水分をガッチリ挟み込んで逃さない性質を持っています。化粧水で外から水分を無理に入れようとしてもあまり入らず蒸発するだけです。ある年齢からはセラミドを角質層に与えておけば、うるおいをキープできるでしょう。
ちなみに、セラミドが化粧品に入っているかどうかを調べるときは、”数字”に注意してください。セラミド2、セラミド3、セラミド10など、うしろに数字がついているものが本来のセラミドになります。数字がついていないものは、セラミドの類似成分で効果はセラミドより劣ります。
※EGバイタライジング マルチゲルは、肌のセラミドに近いセラミド2とセラミド3を配合しています。
いつも人に見られているお肌は、わずかサランラップ1枚ほどの厚さの角質層です。
その角質層のうるおいを保つ決め手がセラミドです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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