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アトピー性皮膚炎の症状を改善させる京都大学の研究

2013年9月18日 美人が実践するアンチエイジング美肌術

”皮膚バリア機能を高めることでアトピー性皮膚炎の症状を改善させる内服化合物を発見”
というニュースを昨夜見ました。
京都大学のこの研究成果が一日でも早く実用化されてほしいものです。

 

FP0023

 

アトピーというものはまだ十分にそのメカニズムが解明されていない領域です。アトピー性皮膚炎患者は約40万人とも言われ、今は対症療法しかありません。昨夜のニュースに登場していた京都大学の方は、アトピー患者の9割に効果が期待できるのではないかとも語っていました。実用化は10年後をめどにとのことでしたが、一日でも早い実現が期待されます。

 

京都大学の研究のポイントは、
皮膚のバリア機能に影響を与える「フィラグリン蛋白」というタンパク質の働きを強化する人工の有機化合物『JTC801』の発見にあります。
アトピー患者の約20~30%は、フィラグリン遺伝子に異常がみられており、また、ほとんどのアトピー患者でフィラグリン蛋白の低下がおこっているそうです。

 

皮膚のバリア機能は、角質細胞間に存在するセラミドが主体の脂質二重層が寄与していると考えられています。そして、加齢に伴うセラミドの減少も知られており、減少する理由としてはセラミドを分解する酵素(セラミダーゼ)が加齢とともに顕著に増加することがあげられます。
しかし、アトピー性皮膚炎におけるセラミドの減少メカニズムは、セラミドを分解するセラミダーゼが増加するものとは異なっており、様々な原因が推察されている状況のようです。

 

アトピー性皮膚炎におけるバリア機能の低下の根本原因を解決できるという、今回発見された人工有機化合物『JTC801』の実用化に大いに期待しましょう。

 

加齢によるセラミドの減少は私たちの体の中にある酵素の働きによるものなので、自然に減少する分は仕方がありません。減る分は補うという発想で是非、セラミド配合の化粧品でうるおいの素を補給されてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

追伸
昨日、福岡では40日ぶりに乾燥注意報が発令されました。湿度40%を下回る空気が乾燥する季節となって参りましたので、乾燥予防にはセラミドをお忘れなく。

 

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