2015年1月27日 美人が実践するアンチエイジング美肌術
ある女性タレントのスキンケアがテレビで紹介されていました。
とくにインパクトがあったのが、
化粧水を手で押し込む?こと10回!
他にもオイルや乳液、クリームを一通り使って・・・。
はたして肌診断の結果はというと、
毛穴の目立ちは「多い」 水分、油分も「標準より少ない」。
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頑張って10回も時間をかけてお手入れしたのに
そのような結果でしかありませんでした。
解説したドクターはせいぜい2回で十分と指摘していましたが、
その2回も・・・必要ないかもしれません。
いい洗顔料を使っていたとするならば。
有名タレントでも、
無駄なスキンケアをやったり、
お手入れ順序を間違っていたり・・・。
意外とこのようなケースは多いのかもしれません。
色々な情報、広告が溢れている時代。
ホホバオイルやココナッツオイルも
ただ使えばいいというわけではありません。
皮膚の構造や化粧品の特性を少し考えて
肌に有効なお手入れをしたいものです。
もし、化粧水10回分の水分がそのまま肌に浸透したら
きっと大変なことに!
おそらく水ぶくれ状態になるはず・・・です。
角質層の下の顆粒層は「生きた肌細胞」なので、
十分、水分はあります(65%くらい)
角質層はわずか10μ(ミクロン)(100分の1mm)程度、
ラップ1枚ほどの厚みしかありません(角質細胞10~20層分)。
そこに何CCもの水分は入ることはちょっと想像できません。
浸透したとしてもごく表面にだけ。
保湿目的には、
あまり化粧水に頑張ったり、
お金をかける必要はないといえます。
◇◇◇
お肌の水分は、
角質層の下の、水分を約65%含んだ生きた細胞から
浸み出してきます。
その浸み出した水分をうまく角質層に留めることができれば
お肌は潤いを保持できます。
無駄はお手入れは省いて、
角質層を細胞間脂質(主にセラミド)で隙間なく満たす
お手入れに意識と行動をむけてみませんか。