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間違いだらけの美容法も間違っている

2013年5月2日 美人が実践するアンチエイジング美肌術

絶対これが正しいというものを探すのではなく、自分に合うか合わないかで選択が大切だと思います。
特にスキンケアは。

 

タイトルにもしているように、今ネットでちょっと検索するだけで「間違いだらけの・・・」というキャッチコピーで記事が書かれていて、最終的にはその記事を書いた人がオススメする化粧品の広告がくっついていたりします。化粧品にかぎらずよくある販売手法だと思います(間違っていると指摘する側もあまり信用できなかったりします。何を信じて・・・世の女性を迷わすことが実に多い!)。

 

なにをかくそう、私自身もホームページを作って、ブログで今の化粧品について語り、自社商品を語り、コツコツ説得してみようということをやろうとしていましたが、いまこのブログを書きながら少し疑問が出てきました。何が正しい・・・などというものは単なる幻想かもしれません。
ホームページの中にも随所に”正しいケア”とか”正しい知識”とか当たり前のように書いていますが、正しいと言えば言うほど何かあやしく感じてしまいます。事実、足利尊氏の肖像画が別人だったり鎌倉幕府が1192年ではなく1185年だったり、真実だと先生から教えられたことも今では間違いだったことが後でわかったりします。

 

化粧品に携わってから十年以上、当たり前のように夜の洗顔はダブル洗顔が基本と言ってきました。メークの油汚れは油汚れ専用のもので落とす、それ以外の水性の汚れは水性の汚れ落としで落とす・・・と思い込んでいたのです。2~3%ぐらいの疑問はいつもどこかにありました。本当だろうかと。でもこれが会社の方針であればそれに従うのが従業員の取るべきスタンスでもあります。少し話がそれますが、お湯で顔を洗うのは肌にあまりよくないのに、巨大な組織がテレビで堂々とコマーシャルをしているのをみると、美容の知識を持っている従業員の人はつらくないのかなとも思ってしまいます。ダブル洗顔の話に戻ります・・・わかりやすい事例があります。食器の油汚れです。界面活性剤がたっぷり入った食器用洗剤で食器を洗った後にまた、石鹸を使って食器を洗うことが、すなわちダブル洗顔になります。水性の汚れのために石鹸で洗う必要が果たしてあるのでしょうか? 食器の場合はだれもそんなことはやっていないでしょう。

 

ダブル洗顔をずっとやっていたお客様に伺ったことがあります。なぜダブル洗顔しているのですか?と。その方の答えはこうです。「オイルのべたべたが残ってしまって気持ち悪いから石鹸で洗ってました」。油汚れは油専用で、水性汚れは水性専用で・・・という理屈でダブル洗顔をやっていたのではありませんでした。アンケートをとると約55%の女性がオイルクレンジングを使用していました。手に油がついたら水ではなかなか落ちないように、オイルクレンジングを使うとメークはよく落ちても、顔に残りやすいのでしょう。ダブル洗顔が肌のことを考えてではなく、不快だからやらざるを得ないという現実もあることがわかった瞬間でした。

 

オイルが残るからだけではなく、ダブル洗顔をしていた理由は、美容部員の方から薦められて・・・、買った化粧品がメーク落としと洗顔と別々だったから・・・ネットでみたらダブル洗顔がイイと書いてあった・・・など様々でしょう。
今の肌のコンディションが良いのであれば、そのスキンケアがその方に”合った”スキンケアなのかもしれません。ただ、洗顔料を落とすためにまた洗顔料を使うのは、2倍の時間とお金をかけて、肌を2倍こする危険にさらしてしまうのは、本末転倒かもしれません(肌をこすると毛穴は目立ちます)。
何が正しいではなく、思い込みをなくして、自分にあったスキンケアで美肌をキープしましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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