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睡眠も人生か

2013年5月9日 美人が実践するアンチエイジング美肌術

ある事実を知るまではあまり睡眠に気を使っていませんでした。

 

睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome; SAS)。ご存知の方も多いと思います。かつてJR西日本の新幹線居眠り運転などで報道でも一時話題になりました。睡眠時にに呼吸停止または低呼吸になる病気です。

 

46歳になった時に初めて自覚しました。そのSASであることを。いつの頃からか重要な会議でもどうしようもなく睡魔に襲われることがありました。そのたびに自分を情けなく思っていました。ある夜に「息してないよ」と妻に言われました。心当たりは少しありました。十分に睡眠時間をとった日の翌朝でさえ、車で通勤する際に眠気がしていました。もし自分がSASで、一人で車を運転していて睡魔に襲われ他人を巻き込む事故などを起こしては取り返しがつかないと思い、病院に診断を受けに行きました。

 

問診では判断がつかない病気なので1泊の入院検査が必要です。ヘッドギアのような脳波計や心電図や血中の酸素飽和度を測定するパルスオキシメーター、呼気を測る装置など体中に装着してコードだらけになって寝るのです。診断に手間と時間がかかるので診断を受けるのも容易ではありません。また。この診断が出来る設備がある病院は意外と少ないので1、2ヶ月の予約待ちを経て診断を受けることができました。

 

結果は完全にSASでした。いくつかの診断目安があるのですが、そのひとつの1時間あたりの覚醒回数が15回以上あるか否か、についてはなんと60回近い数値でした。平均して1分に1回、脳が起きていることになります。そのような時間帯が睡眠中に何度かあるようでした。これでは寝ていることになりません。血中の酸素飽和度も98%を下回る数値で不足している現状が露わになりました。

 

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このSASという病気であると認定されてはじめて治療(在宅)を受けられます。現在は強制的に空気を送り込むCPAP(シーパップ)という機器があり毎月の診療を受ける前提でこのCPAPをレンタルできます。明細書には”経鼻的持続陽圧呼吸療法用治療器”と記されていますが、この治療器のマスク状のものを顔につけて寝るのは一苦労でした。鼻や口へ空気を送り込む際に若干漏れる空気の音が一晩中続きます。装着状態のまま寝るのには、慣れるまで2、3か月かかりました。CPAPは根治療法ではないので続ける必要があります。SASを治療せずにそのままにしておくと、心疾患などのリスクが高まるそうなので寝るのも命がけです。

 

CPAPをつけなくても、良質な睡眠を確保する方法をあれこれ試しました。その結果、横向きに寝るのが私には良いことが分かりました。それも左の頬を下に向けて(写真とは逆の向きですが・・・)寝るのです。たぶん私の鼻腔の構造との兼ね合いがあるのでしょう。ただ、寝返りを打ったりするのでこの方法も完璧ではありません。いつか自分自身の手で、苦痛を伴わない簡便な呼吸治具を開発したいと思っています。

 

お肌のゴールデンタイムは夜の10時から午前2時頃と言われています。美しい肌をつくるには良質な睡眠が必要です。脳の活動が抑えられる睡眠時にこそ、お肌に血液が十分に送られ、酸素や栄養分を供給して傷んだ肌の補修してくれるのです。しっかり寝ることも人生の一部です。より良い美容法を追及すると同時に睡眠法も学ぶ必要がありそうです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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