美肌の基本。

それは、洗顔と保湿。

です。

特別高価な美容液が必要というわけでもなく、

毎日エステサロンに通う必要も、もちろんありません。

自身の肌にもともともっている美容成分や天然のクリームを

上手に活かすお手入れができれば

健やかで美しい肌を保つことができる。

そう思います。

◇　◇　◇

4月1日。何かと新しいことが始まる時季ですので、

美肌について基本的なことを書きたくなりました。

*

世の中には実にたくさんの化粧品があります。

洗顔料もドラッグストアに行けば

数えきれないほどあってどれを選んでも同じようなものだと

思う人は多いのではないでしょうか。

大昔は、顔も体も石鹸で洗っていました。

ある時、洗顔フォームやボディシャンプーなどの

最初から泡状で出る便利なものや、とろっとしたジェルや粘性のある液状で

スグに泡立つような洗浄成分のものが急増しました。

石鹸より洗顔フォームがちょっとおしゃれな感じもあったり・・・。

テレビコマーシャルで何度も繰り返しOAされるために

便利で汚れ落ちも良い洗顔フォームは一気に広まりました。

汚れを落とすだけであれば、

洗顔フォームでも合格なのでしょうが、

これには一つ、重大な問題がありました。

肌の角層の脂質などのうるおい成分まで汚れと一緒に

奪い去ることです。

洗いあがりがスッキリする感覚は、ある意味気持ちの良いことかも

しれませんが、

肌に元々あるうるおい成分を洗い流してしまうので、

肌は徐々に乾燥します。

現代の女性の半数以上が乾燥の悩みを持っている

一番の原因は、この洗顔料にあるのではないでしょうか。

自ら肌を乾燥させてしまって、その後どうなるかというと、

その乾燥した肌をなんとか落ち着かせるために、

今度は、化粧水をバシャバシャ使ったり、乳液や高価な美容液など

あれこれたくさんつけなくてはならなくなったり、

化粧品にお金がかかるような羽目に。

お客さまご自身のお肌の潤いは無くしてしまって、

化粧品メーカーだけが潤うような妙な結果になります。

メイクを落とすクレンジングも同様です。

メイクがするっと落ちるクレンジングほど、肌に危険なものはありません。

角層の脂質もメイクと一緒に簡単に奪い去ってしまいます。
※オイルクレンジングには大量の界面活性剤が配合されています。

おまけに、オイルクレンジングの後に、また洗顔フォームや石鹸で顔を洗う

ダブル洗顔をすればするほど、肌は乾燥しダメージを受けます。

朝の洗顔、夜のメイク落としで、毎日肌のうるおい成分を奪えば

誰でも乾燥肌になってしまいます。

事実、２０代前半の女性の肌を調べると、

半数以上の方は（本人に自覚のない）極度の乾燥肌とのことです。
※百貨店の美容部員の方のお話です。

２０代前半のまだ若い肌。そこに過信があるようです。

化粧水と乳液だけというお手入れの方も多く、

それでは「保湿」にはならないことに気付かれていないようです。

洗顔やクレンジングの方法さえ見直せば、

２０代前半の方のお肌は特別なお手入れをしなくても

十分に美しさを保つことができると思います。

３５歳以降になると、

加齢とともに肌のターンオーバーの遅れが生じるのは

やむを得ないことですが、

肌の酸化（老化）をできるだけ遅くするためにも、

美肌の基本の洗顔と保湿をきちん行う習慣をぜひ！

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