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梅干しとpH(ピーエッチ)

2013年5月27日 美人が実践するアンチエイジング美肌術

梅干しを見るとpH(ピーエッチ/かつてはペーハーと呼んでいた)を思い出します。

 

a0002_004851酸性・中性・アルカリ性という言葉は耳にする機会もあると思いますが、理解度はまちまちであることを痛感したことがあります。化粧品に関しては、pHはそこそこ商品を語るうえで重要な要素かと思っています。

 

酸性やアルカリ性というものは、物質を水に溶かした時の水溶液の性質を表します。すっぱい味がするものは酸性、草木を燃やしたあとに残る灰を水に溶かした灰汁(あく)のように苦いものはアルカリ性になります。要は残ったミネラル分が酸性かアルカリ性を示すか。
●酸性を示すミネラル類・・・塩素、リン、硫黄
〈肉、魚、卵、穀物類〉
●アルカリ性を示すミネラル類・・・ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム
〈野菜、果物、海藻類、キノコ、大豆〉
ある時期、アルカリ食品を食べなさい!と言われたこともありましたが、大事なのはバランス良い食事です。酸性食品を食べたからと言って血液が酸性になるわけではありません(血液はpH7.4に保たれています)。アルカリ食品は体に良いということを誇張する広告にはあまり信憑性はないかもしれません。

 

一般的にpHは0~14の間で表現されます。0に近い方が酸性。14に近いとアルカリ性。中性はちょうど中間の7です。お肌は中性に近い酸性で弱酸性です。お肌の表面を覆う汗と皮脂の混ざった皮脂膜が弱酸性を示します。お肌の水分の蒸発を守るだけでなく、雑菌やカビなどから身体を守る働きをするため弱酸性を保っているのです。

 

 

 

ちなみに、消費者庁の台所用・洗濯用・住居用の洗剤は”液性”という分類に家庭用品品質表示法で次のように決められています。

水素イオン濃度(pH)が8.0以下6.0以上のものに限り「中性」と表示し、11.0以下8.0を超えるものを「弱アルカリ性」、11.0を超えるものを「アルカリ性」、6.0未満3.0以上のものを「弱酸性」、3.0未満のものを「酸性」と表示する。
水素イオン濃度(pH )の測定は、液状のものは原液についてJIS Z8802(pH測定方法)に定める方法による。液状以外のものは使用適量を用いた溶液についてJIS K3362(家庭用合成洗剤試験方法)に定める方法により行う。測定温度は25℃とする。

 

 

石鹸をはじめとする洗顔料はアルカリ性のものが多いと思います。洗顔料で弱酸性を謳い文句にしているものもありますが、アルカリ性の石鹸などで洗顔しても肌はまた弱酸性に戻ります。特に心配することはありません。ただ、アルカリ性が強いものに長時間触れ続けるのはちょっと心配です。皮脂を取りすぎたり乾燥を招くこともあり得るので気を付けてください。アンニテンプスのエッセンシャル クレンジング&ウォッシュはpH9.5ですから仮にこの分類にあてはめると弱アルカリ性になります。
美容液やクリームなどは弱酸性がほとんどでしょう。EGバイタライジング マルチゲルもpH6.0の弱酸性です。肌に浸透させたいものや美容パックのようにしばらくお顔にのせるものは弱酸性のほうが安心でしょう。

 

梅干しはすっぱい味なので酸性食品のようですが、燃やしたあとのミネラル分(カルシウム・カリウム)はアルカリ食品です。食事に関しては、酸性、アルカリ性を気にする必要はありません。バランスよく食べることです。化粧品は肌のことを考えるとちょっと気にしてもいいかも。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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