オーガニック。

野菜だけではなく、化粧品にもこの言葉を謳うものが増えました。

さらには・・・

原液１００％をセールスポイントにしている化粧品のCMも･･･。

原液って何を指しているのか、

化粧品製造に携わっている私でも意味不明です。
（ジュースの濃縮還元みたいなものかな？）

化粧品は農産物ではないので、

オーガニックや原液１００％には

あまり意味をなさないと思います。が、

消費者の目には良い品質のものとして映ることもあるのでしょう。

なぜならば、

オーガニックコスメに関するブログなどが、

検索すれば容易に見つかる現状があります。

◇　◇　◇

そもそも、化粧品を自然界のものだけでつくることは

実際は･･･できません。

植物エキスだけを混ぜ合わせて、

野菜ジュースはできても、化粧品にはなりません。

食の安全が日本でも、また最近は中国でも

叫ばれるようになった今日、

残留農薬や食品添加物に気をつけることに

意味はあっても、

これと化粧品を同様に扱うのには無理があります。

化粧品は農産物ではなく、

工業製品の範疇ですので、

自然界の「原液」や「オーガニック」にこだわるよりも

科学的に安全性を担保された信頼できる製品を

選ぶほうが賢明ではないでしょうか。