毛穴の悩みは乾燥の悩み。
乾燥を防ぐ肌の成分がセラミド。
そして、そのセラミドを守るために大切なことがあります。

コラーゲンやヒアルロン酸と同様に、セラミドは加齢とともに減少します。
特に３５歳位からの減少が顕著に表れてきます。
コラーゲンやヒアルロン酸は真皮層の繊維芽細胞で作られますが、
セラミドは表皮の基底層で生まれた細胞が上へ上へと上がっていき角質となる過程で作られていきます。肌のターンオーバーによって作られるのです。

皮脂腺から分泌される皮脂は洗い流しても数分から数十分でまた分泌されますが、セラミドは約４週間のターンオーバーの過程で作られるので時間がかかります。
不用意に角質層のセラミドを奪わないように気をつけてほしいのです。

《セラミドを守るポイント》
１．【奪わないこと】
強力な洗浄力をもつ石油系界面活性剤や大量の界面活性剤を含む洗顔料やメイク落としの使用を避ける。
２．【３５歳からは補うこと】
加齢によって減少する事実が判明。肌の乾燥を防ぐにはセラミドを角質層に補ってあげる。
３．【作りだすこと】
睡眠中の肌細胞のターンオーバーでセラミドが作られます。美肌のゴールデンタイムには就寝するのがベスト。できれば夜１０時、遅くとも深夜０時には眠りにつく。
４．【確かなものを選ぶ】
化粧品に配合されているセラミドには疑似セラミドもあるのでご注意を。本物のセラミドには番号がついています。ヒトのセラミドに近いとされているものがセラミド２、セラミド３、セラミド１０など。
５．【テクスチャーにも注意】
セラミドは脂質ですので水には溶け込みません。セラミド配合ても水っぽいテクスチャーのものにはほとんど含まれていないと思ってよいでしょう。ゲル状かクリーム状のものがおすすめです。

肌の水分をガッチリつかまえるのがセラミドをはじめとする脂質成分です。
毛穴を目立たせないため＝肌の乾燥を防ぐためには、脂質（油分）がなければ水分は保てません。
水分と油分のバランスがいかに重要かを気付かせてくれます。

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