2013年9月10日 美人が実践するアンチエイジング美肌術
石鹸や洗顔料で顔を洗うとスッキリする反面、ツッパリ感を感じることが多々あります。
そのツッパリ感についてちょっと考えてみました。
肌にやさしいイメージのある泡洗顔。
たまに見るテレビコマーシャルでは、洗うスキンケアなどと言って
モデルの女性が泡を額や頬にのせたまま笑顔で生き生きした表情を見せています。泡を顔にのせたままの映像の刷り込みに対して少し違和感というか危機感を感じてしまいます。
一般的なイメージは、泡で顔を洗うのは肌にやさしく良いもの・・・かと思いますが、泡で顔を洗い過ぎるのは逆に乾燥したりつっぱったりすることを忘れてはいけません。
そもそも石鹸とは、脂肪酸とアルカリ金属の化合物です。そのためpHはアルカリ性を示します。一般に固形石鹸は、強アルカリ性である水酸化ナトリウムを反応させて作ります。脂肪酸とナトリウムの化合物が固形石鹸なのです。
※余談ですが、浴室や洗面台に石鹸をケースやトレイに置いておくと、石鹸の固まりが付着してなかなか取れないようになることがあります。これは水道水中のカルシウムと石鹸成分が化学反応によりくっついたもので、金属石鹸(カルシウム石鹸)と呼ばれています。
肌がつっぱる原因は、”急速に水分が蒸発するから”といわれていますが、この石鹸成分から考えると、もう別の原因が考えられると思います。
それは、金属石鹸(カルシウム石鹸)の”被膜”が肌表面に出来ていることによるツッパリ感です。
もちろん、その”被膜”は一時的なものかとは思います。でも石鹸トレイにこびりついた金属石鹸の”固まり”が出来るのと同様に、石鹸成分とカルシウムの化学反応がたとえ短時間でも、石鹸の泡や洗顔料を顔にのせておく間に起こっているのではないでしょうか。肌表面に金属石鹸の”被膜”が出来てしまうならば、それは何らかのツッパリ感を伴うことも納得できます。
石鹸に含まれる界面活性剤は、洗顔フォームなどに使用されている界面活性剤よりは肌にやさしいと言われています。とはいえ、界面活性剤であることには違いはありませんので、テレビコマーシャルのモデルのように、お顔に泡をのせたまま長くおいておくと乾燥したりつっぱったりするのでご留意ください。
◆アミノ酸とヤシ由来の洗浄成分でメーク落としも洗顔もできるクレンジング
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