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保湿の決め手は水分より油分!

2014年9月12日 美人が実践するアンチエイジング美肌術

保湿は細胞間脂質の油分がポイント

 
昨日は全国各地で突発的な豪雨が発生。
昨夜のニュースで聞いた「バックビルディング現象」。
風上で積乱雲がビルが林立するかのように連続して次々発生して
風下では雨が激しく降り続ける現象だそうです。
突然の天候の変化にはまだまだ用心が必要なようです。

 

☆☆☆

 

日本人は基本的に「水」が好きな民族ではないでしょうか。
多くの水にまつわる生活習慣に溢れているかと思います。
お風呂の湯船に浸かるのは万人が好むものですし、
昔から高貴な方々の文化的なものには曲水の宴などがあったり、
水に流す、水臭い、山紫水明、明鏡止水、背水の陣など、
水にまつわる言葉も実にたくさんあります。
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肌の乾燥が気になるとまずは化粧水で潤いを与える・・・。
それがごく当たり前で自然なことのようになっていますが、
その化粧水の水分が果たしてどれほど肌に浸透するのか疑問です。
ある時期までそれを化粧水は必須なものだと私も思っていました。
いろいろ調べた結果、まったく浸透しないことはないものの、
その浸透度合いとしては肌の表面の角質層にわずかにとどまる
という考えに今はかわりました。
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肌表面の角質層は、細胞核のない「死んだ細胞」ですので、水の
浸透はあり得るのですが、角質層の下の顆粒層や有棘層は生きた細胞です。生きている細胞には水分もたっぷり(約65%)ありますので、水を浸透させる必要はありません。肌のうるおいの決め手は角質層でほぼ決まると思って良いでしょう。
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その角質層にごくわずかな水分を一時的に与えても、汗のようにすぐに蒸発するだけだと思ってよいでしょう。ただ、最近は化粧水にいろいろな美容成分を配合して、化粧水なのか美容液なのか明確な違いも無くなっている感があります。それならば、わざわざ化粧水と美容液を分ける必要があるのだろうかと思ってしまいます。肌に留めたい美容成分があるのならば、蒸発しやすい化粧水で与えるよりも、美容液や美容ゲルの状態で与えるほうが、肌の構造上、理に適っています。
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皮膚の病気に対処する薬品を例にあげると、
塗り薬はほとんどが水系ではなくクリーム状の油系です。
その性状の違いはどちらが薬効成分を肌に浸透させることができるか否か。
化粧水の成分の大部分が水である以上、
肌に「浸透」するということはちょっと考え難いことです。
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潤った肌を維持するためには、肌細胞が元々持っている体の「内にある水分」を
いかに逃さないか。「外から与える水分」はごくわずかでしかありません。
「内の水分」を逃さない決め手は油分である『細胞間脂質』です。
この『細胞間脂質』の存在と役割が、美しい肌を維持するポイントです。

 

本格的な乾燥シーズンをまえに、
保湿のしくみとポイントについてこのブログに記していうと思います。

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