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保湿のしくみ。水を捉えるセラミド。

2014年9月19日 美人が実践するアンチエイジング美肌術

保湿美容成分はセラミド以外にも多数あります。

でも、保湿力が最も高いのがセラミドです。

勝手にランキングをつけるとしたらこんな感じでしょうか。

1位 セラミドとセラミド以外のスフィンゴ脂質など

2位 ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン など

3位 天然保湿因子(NMF)、油分(オリーブオイルやミネラルオイル)など

 

☆☆☆

ECW200-200e

3位は置いておいて、1位と2位の差は何かというと、

水分をガッチリ挟み込んで保持するか、

水分を保有することができるかの差です。

ガッチリ挟み込んでしまえば、容易には水分を手放すことはありません。

ヒアルロン酸などは、1gで6ℓもの水分を保持するといいますが

水を貯えても乾燥した環境では水分は容易に蒸発することでしょう。

私たちの肌の細胞間脂質の主要成分であるセラミドは、

水分を挟み込むようにしてガッチリ保持します。

砂漠でも、南極でも、乾燥した環境や零下20℃の環境でも

肌の水分を蒸発させることなく保持することができます。

セラミドがあるおかげで干からびずに生きながらえるのです。

 

☆☆☆

 

脂質と水はふつう、結合することはありませんが、

セラミドは別です。

水と結合する「親水基」と

脂と結合する「疎水基」の両方をもった構造をしています。

肌の角層の中では、

セラミド層-水層-セラミド層-水層-セラミド層-・・・というように

セラミドと水の層が細胞と細胞の間に何層にも重なって

ミルフィーユのような構造になっています。

ただ保持するのではなく、水と結合することによって

乾燥した環境でも水分をキープできるのです。

肌のセラミドが正常に機能すれば、

空気が乾燥しても肌は乾燥しません。

乾燥肌の原因は空気が乾燥するからではなく、

肌のセラミド不足しているからです。
※小さな子供の肌はセラミドで埋め尽くされているので
どんなに空気が乾燥しても肌が乾燥することはありません。

 

これから冬にむかって次第に空気は乾燥していきます。

肌の乾燥を感じる人が多くなるのですが、

セラミド不足の方ほど、そう感じるのだと思います。

乾燥肌の原因は外部環境ではなく、

肌そのものにあることをご留意ください。

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