栄養ドリンクを飲むと、元気になった錯覚を起こしてしまいます。
薬や飲み物で本来の疲労回復はできません。

残業で夜遅い時や、風邪気味な時、暑い日が続いたりする時などにはよく栄養ドリンクを飲んでいました。ある時期は、ほぼ毎日だったかもしれません。そもそも栄養ドリンクにはどんな成分が入っているかというと、だいたいこんな感じだと思います。

・ブドウ糖
・クエン酸
・ビタミン類
・カフェイン
・タウリン

ブドウ糖やクエン酸はエネルギーとなってすぐに燃焼するので、疲れた時に甘いものを食べると楽になる感覚があります。ただし、これは一時的なエネルギーを生み出しているだけなので、蓄積された疲労を回復させていることにはなりません。本来の疲労回復にはやはり休養が必要となります。

注意しなければならないのは、カフェインです。疲れた体に無理やり目を覚まさせるようなことは本来は体にはマイナスかもしれません。栄養ドリンクの種類によっては、コーヒーよりはるかに多いカフェインが含まれているものもあるので気を付けましょう。また、あまり頻繁に飲んでいると依存症になることも。どうしても目を覚ます必要がある時は、短時間でも仮眠するのが良いようです。

日本人女性が長寿世界一に返り咲き、男性も平均寿命が過去最高になったとの統計が厚労省から今日発表されました。栄養ドリンクなどとは（おそらく）無縁の世代の方たちが長寿を手に入れています。薬や栄養剤でごまかすのではなく、毎日の食事をしっかり摂って、疲れたらきちんと休養を与える生活習慣が長寿の秘訣なのでしょう。

またまた基本の大切さを再認識したような気がします。

最後までお読みいただきありがとうございます。

日本人女性が長寿世界一を奪回し、男性の平均寿命も過去最高となったようです（平成24年の厚労省の調査で）。