コラーゲン。

最も知られた美容成分の1つです。

でも、その効果についてはいろいろな見方、感じ方があるよう。

化粧品にコラーゲンを配合したときの効果について

改めて整理してみます。

・保湿効果

保湿効果があることは実験で証明されています。

コラーゲンの濃度が0.01％の薄い溶液でも、

水を保持したコラーゲンのゲルが得られるとのこと。

ヒアルロン酸と同様に、コラーゲンは水を保持して保湿効果を発揮することは

すべての研究者の認めるところです。

・使用感の改善

コラーゲンは、アミノ酸が連なった「棒状」の高分子。

だから溶液にすると粘性が高いのですが、

お肌にのせるとネバネバすることはなく、

サラリとした感触です。

化粧品のテクスチャーを改善して使用感を良くするのにも

一役買っています。

・コラーゲンは浸透するか？

コラーゲン入りのクリームでお肌の真皮や表皮が改善されたという

研究報告が、1979年にされています。

真皮と表皮の「厚み」が増大し、それはコラーゲンの効果だと

示したそうですが、

どのような「しくみ」でそうなるのか、

それが明らかにされていません。

コラーゲンが経皮吸収されて真皮に到達し、

コラーゲンの産生や真皮の細胞の活性化を促進するという説が

かつては流布されましたが、現在ではその説は受け入れられていません。

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私たちのカラダを構成するタンパク質の約１/３がコラーゲンだと

いわれています。

今後もコラーゲンの生物学的な機能の研究は進み、

化粧品の保湿成分としてだけではなく、

生体材料、バイオマテリアルとしてヒト型ロボットなどへ

応用されていくのでしょう。

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