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諦めどころが頑張りどころ

2013年5月31日 ビューティフルライフ

スポーツでも仕事でももうダメかなって諦めそうな瞬間があります。
その瞬間が、本当は頑張りどころでした。

 

a1180_002671そう思った体験があります。思い出すと今でもゾッとするのですが、思い出さないとこのブログが書けないので頑張って思い出して書いてみます。

 

以前の会社で商品の在庫管理を任されていた時です。私の管理ミスで、ある商品が不足する事態を招いてしまいました。追加発注はかけていたのですが、納期の最終確認を怠っていました。ずっとメールやFAXで催促はしていました。在庫は残り数日分しかありません。慌てて取引先に電話しました。するといつもの担当者が出ません。留守番役の社員が電話でこう言いました。「今日から社員旅行で誰もいません」「今年はお陰様で海外です」電話をもったまま固まってしまいました。唖然とした瞬間でした。

 

もう無理だと思いました。社員旅行から戻ってこないことには商品は作れない・・・。担当者の携帯に電話してもコールするだけです。つながりません。もう飛行機に乗ったのかも(後日この携帯の件を担当者に問いただすと自宅に忘れたと言っていました)と思い、連絡をとることを諦めてしまいました。
上司に報告しました。私の顔は青ざめていたはずです。厳しい注意を受けましたが、それだけでは終わりませんでした。その上司は少しも諦めてはいなかったのです。「ここからが仕事だ!」「海外だろうがどこだろうが連れ戻せばいい」と具体的な指示を私に与えました。

 

〈指示の内容〉
①100人以上の社員旅行ならば旅行代理店を使うはず。その旅行代理店をつきとめる。取引先がある近辺の旅行代理店の支店に片っ端から電話すること②その取引先の会社の所在地ならばまず使う空港は○○空港。○○空港に電話してその会社の担当者をアナウンスで呼び出してもらうこと③担当者がつかまったら交渉して納期を早めること。留守番役の社員を使うか足りなければ何人か旅行を取りやめてもらてでも納期を守ること。

 

△△市の旅行代理店をリストして電話しました。意外と簡単に3社目の電話で見つかりました。そして今、その取引先の団体が○○空港にいることもわかりました。添乗員に連絡をとって、担当者を見つけて私に電話するように旅行代理店の方にお願いしました。それに加えて○○空港にも電話して、□□会社のある方を呼び出してほしいと依頼しました。どれほどの時間が経過したかはっきりとは覚えていません。なんとか飛行機が飛び立つ前に担当者をつかまえることが出来ました。そして最悪の事態だけは回避することができました。

 

あらゆる手を尽くす前に、自分でもう無理だと決めつけてしまって、思考が停止し、行動に移さないという自分を猛省されられた事例です。頑張ってもできないことも現実にはたくさんあります。ただこの出来事があって以来、何事でももう無理かな・・・と諦めそうになった時に、頭を切り替えて、今からが頑張りどころだと思えるようになりました。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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