2014年9月16日 美人が実践するアンチエイジング美肌術
保湿には水分より油分と前回のブログに記しました。
角層の油分とは、細胞間脂質に他なりません。
その、細胞間脂質の半分以上を占める成分が、
セラミドです。
肌の最上層の角層の保湿を左右する決め手は、
コラーゲンやヒアルロン酸よりも
セラミドにあると思います。
なったのは、まだ最近のことといっても良いかも
しれません。
数年前までは、人の皮膚にあるセラミドは7種類
くらいでした、今は10種類とか11種類という
話をよく聞きます。
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・セラミド1 水分保持 バリア機能サポート
・セラミド2 最も高い水分保持機能
・セラミド3 水分保持、シワ改善機能
・セラミド4 バリア層サポート
・セラミド5 同上
・セラミド6 水分保持、シワ改善機能
・セラミド6Ⅱ 同上
・セラミド7、8,9,10
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加齢により減少するとよく言われるのがセラミド3と6。
芋川教授らの研究によって、加齢に伴いセラミドは減少することが
確認されました。特に40代頃から急激に減少するようです。
バリア機能が弱いアトピー患者の方の皮膚がセラミド不足であることも
報告されています。アトピー患者の皮膚にセラミドを与えることにより
症状が改善された研究成果もあるようです。
数あるセラミドの中で最も保湿効果が期待できるのが
セラミド2。
化粧品によく使われるセラミドは、セラミド1、2、3、6
あたりです。
この番号が無いセラミドは、あまり保湿効果は期待できないので、
保湿重視の化粧品選びにあたっては、セラミドに番号がついているか
否かを確認することをおすすめします。
アンニテンプスの基礎化粧品2点には、
セラミド2とセラミド3を配合しています。
人のセラミドと構造が同じ、ヒト型セラミドのなかで
最も保湿効果のあるセラミド2と、加齢により減少するとされる
セラミド3を補えるようにこの2種類のセラミドを配合。
スキンケアで最も大切な「肌の保湿」を考えた結果です。
本格的な秋を迎えるとともに、空気も乾燥し始めていますので、
お肌の保湿にはぜひご留意ください。